昨日、京都の手描き金彩友禅を用いて雛人形を制作されている片岡尊正さんについて触れさせて頂きましたが、本日も片岡さんの作品をご紹介させて頂きます。
これまでも、正絹地に京都の友禅師が手描きで絵付けをした生地を、抜群の色彩感覚でおひなさまに仕立てて来た片岡さんですが、今年は友禅生地に「ぼかし」を取り入れた意匠で新たな境地を開拓されました。
男雛の水色の衣裳は袖の部分を黄色に、女雛の桃色の唐衣と上衣は裾に向かって鶸色にぼかし、その上に金彩絵を施してあります。
春らしいパステル調の衣裳は現代的なおひなさまをイメージさせますが、正絹生地が持つその柔らかな色彩と風合いは、やはり一味違う雰囲気を醸し出しています。
ご来店の際には是非ご覧頂きたい逸品です。
本日、水曜日も19時まで営業しております。
皆様のお越しを心よりお待ち致しております。
片岡尊正作 京九番親王・さくら