徳川家康公の側近・徳川四天王のひとり、酒井忠次公の兜平飾りです。
ご長男の初節句の際には、本多忠勝公の兜をお買い求め頂きました。今回はご次男の初節句。
甥子さんのご家庭に井伊直政公の鎧と榊原康政公の兜があるということで、当店オリジナルの忠次公兜をご用命頂きました。
徳川四天王の兜は、何れも個性的なデザインをしていますが、忠次公の兜は沢瀉(おもだか)の葉を模した脇立が特徴です。
その生命力の強さにあやかって、武将が用いたとされる沢瀉ですが、ほとんどは鎧の袖や兜の縅の柄として使われており、兜そのものに沢瀉を模したのは、この忠次公だけではないでしょうか。
銅板を職人さんに手切りで作っていただいた特注品。もう一度制作するのは難しい貴重な品でもあります。
今年の端午の節句では、ご次男さんの兜を中心に、お兄ちゃんの忠勝公兜に加え、甥子さんたちの鎧兜も一緒に飾られるそうです。
「これで四天王そろい踏みです。」とおっしゃるお母さん。とてもうれしそうでした。
徳川四天王たちと同様に、ご兄弟、そして従兄弟さん力を合わせて、お家を盛り立てて行かれることでしょう。
お子様たちの健やかなご成長と、ご一族の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
どうもありがとうございました。