今年もお盆休みが始まりましたね。8/9から8/17まで9連休という方も多いようで、夏休み中のお子さんとともに皆さん楽しい計画を立てられていることと思います。
長いお盆休みをご自宅やお出かけ先で過ごす時に、皆で盛り上がれるボードゲーム、カードゲームはいかがでしようか。
2025年上半期に発売されたゲームからいくつかご紹介させていただきます。
*祝宴の夜に (税込4400円)
20世紀初頭、馬車で迎賓館に訪れる各国の貴賓たちを主賓たちと引き合わせる役目の外交官のあなたは、来賓たちを上手にマッチングさせなくてはなりません。
毎ラウンド2~4枚の貴賓トークンを自分の手元のタイルに配置して、パーティ会場を作り上げて行く「タイル配置ゲーム」です。
各配置タイルには、配置する必要がある人物や、色が指示されていたり、逆に配置してはいけない人物や色が描かれています。そのため、各条件を満たすように配置しなくてはなりませんが、一度置いたトークンは動かすことができない上に、訪れる貴賓たちは毎回ランダムにやって来るので中々思うようにいきません。条件通りに配置できないと減点になってしまいます。
最後に行われる記念撮影の条件もクリアして最高得点をたたき出し、名外交官の栄誉を獲得することができるのは誰でしょうか。
シンプルなルールで悩ましい配置のジレンマが楽しめます。プレイヤー全員が同時に自分の場にトークンを配置して行くプレイスタイルなので、待ち時間が無くスピーディに進行するのも魅力です。
*トレンド (税込2970円)
自分の手札を、同じ色、かつ同じ形の1種類だけに揃えることを目指すカードゲームです。
9種類(3種の形、3種の色、各10枚)のカードから手札として配られるカードは様々な色と形が混在しています。
毎回、場に公開されている8枚のカードから1枚を手札に加え、手札からカードを1種類「捨て山」に捨てるか、伏せられた山札からカードを引いて手札に加えるか。を繰り返し、自分の手札が「同色、同形」のまったく同じ1種類になったら「あがり」を宣言できます。
手札を捨てる時は、捨て山の一番上のカード(直前のプレイヤーが捨てたカード)と色か形が同じカードである必要がありますが、捨てたいカードが色も形も同じものであれば、同時に何枚でも捨てることが出来ます。
(上の画像の中央に表向きで重ねられているカードが「捨て山」です。この場合、次に捨てることが出来るのは「黒い椅子」か「四角の椅子」となります。色も形も同じでもOK)
「あがり」は、条件を満たしていれば手札が何枚であろうと問題ないので、まとめてカードを捨ててしまって手札1枚であがることも可能ですが、このゲームは早くあがることが目的ではありません。
ゲームの勝利条件は勝利に必要な得点を稼ぐことで(3人ゲームの時は100点)、あがった時の手札枚数の二乗がそのラウンドの得点となります。(手札5枚であがれば25点)
誰かがあがっても、残ったプレイヤーはゲームを続け、山札が無くなるか、あがっていないプレイヤーが1人だけになったらラウンド終了となります。この時、最後に残ったプレイヤーはあがることが出来ないため得点も得られません。
そして、すべてのカードを回収し、誰かが勝利条件を満たすまで新たなラウンドを続けます。
9種類のカードはそれぞれ10枚あるので、あがる時の枚数が多いほど得点も大きくなりますが、他のプレイヤーも同じカードを集めているかもしれません。
今、どのカードが流行なのか、そのトレンドを見極めてカードが出てくるのを待つか、少ない枚数でも確実に得点を稼ぐか。他プレイヤーの動向を見極めての駆け引きが熱い作品です。
(発売元オインクさん独特の小箱パッケージ(11×6.5㎝)で持ち運びも便利です)
お盆期間は長いので、次回も他のゲームをご紹介したいと思います。