雛人形

雛人形、展示会のシーズンです。

端午の節句が終わると、人形界は来期の雛人形、五月人形に向けて動き出します。
実際は2月くらいから来期の企画は始まっているのですが、やはり今年のお節句が済まないと、中々気持ちが切り替わらなくて、五月の声を聞くと来年モードに突入という感じです。
今週は静岡市で、雛人形、雛具を中心とした大規模な見本展示会が開催されますが、先週は愛知県の雛人形工房「ひいな」さんへ伺って来ました。
ひいなさんのチーフ、清水久遊さんと寿月すみたやは、既に40年以上のお付き合いです。
業界を代表する女流人形師である久遊さんの作品は、経験に裏打ちされた確かな技術だけでなく、女性らしい優雅な色彩感覚が大きな特徴です。

今年も工房2階の展示会場には、多数のおひなさまが勢揃い。
数ある作品の中から、古代本金や縫取ちりめんなど、久遊さんの個性が特に表現された品を選ばせていただきました。

お二人のお孫さんを後継者に迎え、益々円熟味を増した久遊さんの作品は、今年11月からの雛人形ご予約会で、寿月すみたやの店頭に並ぶ予定です。

久遊さん(左)と談笑する当店スタッフです。

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