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紅白梅

先日、京都御所の桜橘についてご紹介しましたが、おひなさま飾りで桜橘と同様に使われているものに「紅白梅」があります。
紅白梅は、木目込人形などで桜橘の代わりに使われることが多いのですが、こちらも御所の中で天皇の日常の御座所として用いられた御常御殿の壷庭に配されています。
例によって写真ではどちらが紅梅が白梅か分かりませんが、向って左、手前側が紅梅。右側が白梅です。
建物を正面に見ると、桜橘の桜が向って右にあるのに対し、紅白梅ではピンクの紅梅が左になります。
しかしながら、雛人形業界では桜と同じように、紅梅を右側に置くことが多いようです。
桜橘の印象が強いので、自然とそういう置き方になったようですが、御所の形になぞらえて左右を逆に飾ってみるのも一興かと思います。

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