今月中旬から始まった節句人形メーカーさんの新作見本市で、全国を歩き回る日々が続いています。
昨日は東京・浅草で開催された、雛人形、五月人形、お正月飾りの総合見本市へ。
こちらは日本でも有数の節句人形商社さんとあって、会場には朝からお客さんが一杯。
皆、全国各地のお人形屋さんばかりです。
あまりの品数に目眩を覚えながらも、午後3時近くまで来期のために品物を吟味。
帰りの新幹線までに少し時間があったので、その足で上野の東京国立博物館へ行って来ました。
こちらでは6月2日まで、「国宝・大神社展」が開催されています。
全国の有名神社所蔵の国宝、重文160件を展示しているとあって、こちらもかなりの来場者。
お目当ては青森・櫛引八幡宮所蔵の「国宝・白糸褄取大鎧」。
毎年、甲冑作家さんが制作されたこの節句鎧を販売していながら、実物を拝したことがなかっただけに、一度見てみたいと思っていました。
幸いにも鎧の前には人だかりが無く、厳島神社所蔵の「黒革縅肩赤鎧」とともに、じっくりと目に焼き付けることができました。
この他、鶴岡八幡宮所蔵の装束も展示されており、おひなさまの着物の実物もゆっくりと拝見できました。
閉館時間が迫っていたため、あまりのんびりはできませんでしたが、内容の濃い一日でした。
さて、来週は関西方面に出かける予定です。