大安の土曜日、そして昨日の日曜日と、お正月飾り・お雛さまをお求めのお客様に多数おいで頂きました。
今の所、比較的大きめの三段飾りに人気が集まっていますが、収納スペースなどの点から親王飾りをご希望される方も多いようです。
小型の品では、飾り台の中にお人形やお道具が収まる「収納箱セット」が今年も注目されていますが、この「収納飾り」と従来からある「平飾り」は、果たしてどちらがコンパクトなのでしょうか。
写真上の収納飾りは間口64cm、奥行38㎝、高さ60cm。写真下の平飾りは、間口70㎝、奥行40㎝、高さ35cm。いずれも飾った時の寸法です。
この二つのセット。しまった時のサイズはほとんど同じです。
どちらのセットも、お人形、屏風、ぼんぼり、桜橘、お道具はそれぞれ別々の小箱に入っています。それらをそのまま段ボールの箱に入れるのが「平飾り」。一旦飾り台の中にそれらを全て入れてから、飾り台ごと段ボールにしまうのが「収納飾り」です。
あるお客様が、「収納」という言葉に惑わされてしまう。とおっしゃいましたが、確かに言葉のマジックで、「収納セット」と聞くとコンパクトにおさまる光景を思い浮かべる方は多いようです。
お人形のサイズが同じならば、収納型もそうでないセットもしまった時のスペースはあまり変わりません。
ただ、収納型は飾り台の高さが高いので、畳の上に直接置いた時は平飾りよりも見栄えがすると思います。
反面、収納セットは荷物をひとつにまとめるため、大きい品には不向きです。これまでの販売経験上、飾り台の間口が70cmを超える場合は、収納セットではなく平飾りセットをおすすめしています。
お嬢様のご成長を見守る大切なおひなさま。どうぞいつまでも飾ってあげられるお品を選んでください。