五月人形

どこが間違い?

端午の節句が近づき、男の子がいるご家庭では鎧兜を飾り始めていらっしゃることと思います。
昨日、町中を歩いていたら色々なお店のショーウインドーにも鎧兜が飾られていました。とてもうれしく思います。
ただ意外と多い間違いがひとつ。
先日、テレビドラマで兜の鍬形が左右逆に飾られていた。という事例を紹介しました。そのブログ記事をフェイスブックに掲載したところ、同様のコメントを頂きましたので、五月人形の飾り方について、もうひとつご紹介させて頂きます。
五月人形を飾る時、兜の鍬形と同じ位間違われやすいのが、下の画像です。
皆さん、どこがおかしいか分かりますか。

すぐに分かったあなた。流石です。お人形屋さんになれる素質十分です。
そう。兜の横に飾ってある「弓太刀」の太刀が上下逆になっているのです。街で見かけた五月飾りもこうなっていました。
太刀の剣先は上を向くのが正解です。
一般的には剣先を下に向ける方が普通とイメージされやすいのでしょうね。五月飾りを飾られる方の半数以上が剣先を下にされています。
というわけで、正式なお飾りは下図のようになります。

こちらの方が、やはり安定性が良いように思います。
ちなみにこのセットは昨年くらいからポピュラーになった「着用兜の平飾りセット」。
これまで着用兜のセットは、「収納型」もしくは、兜櫃のついた平飾りが殆どでしたが、収納型は箱が大きいので、「ひとつにまとまる割には収納場所が大きくなる。」また、櫃入り兜も同様。というご意見がありました。
そこで、兜櫃を省略したのがこのセットです。
兜櫃が無い分、兜自体の収納サイズがコンパクトになり、屏風や飾台も組立式のため小さく収納できます。
今年もご好評を頂いており、五月飾りの新たなパターンとして定着しそうです。
ちょっと商品の宣伝になってしまいましたが、鎧兜を飾られる際は、兜の鍬形同様、弓太刀の飾り方にもご注意して頂ければ幸いです。

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