五月人形

貫前兜平飾り

ここ数年、五月人形の鎧兜で武将モデルとともに人気を集めているのが「貫前鍬形」の鎧兜です。
「ぬきさきくわがた」と読みますが、もともとあった名前ではなく、10年程前に群馬県の人形店さんが「群馬・貫前神社」に奉納されている鎧を模写したのがきっかけで、業界内でこう呼ばれるようになりました。別名、金銅鍬形とも呼ばれています。
通常の「長鍬形」の先端を角のように伸ばした形が特徴で、男性っぽい勇壮さと女性っぽい繊細さを兼ね備えていて、若いお父さん、お母さんともに好まれているのが人気の要因です。
現在、飾り兜から、着用兜まで幅広く使われていますが、写真の品はコンパクトな平飾りタイプです。
兜はこれまた数年前から人気沸騰のブロンズタイプ。シルバーの貫前鍬形が付きます。
「ブロンズ」という言葉も、本来は銅の赤茶色や青銅を示すのですが、人形業界では黒褐色を表現する言葉として用いられています。
このセットは、シックな兜を引き立たせる桐製の明るい茶塗りの屏風、飾台と組み合わせました。屏風には兜の吹返に合わせた龍の彫金が施されています。
価格も60000円とお手頃です。是非ご覧になってみてください。

兜:10号望月一龍作・美光工房監修。正絹縅。
屏風:桐製王朝塗15号。飾台:桐製王朝塗・間口70cm。弓太刀:白鳳13号。
飾った時の寸法:間口70×奥行40×高さ55cm

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