五月人形

もうひとつの前田慶次

2003年に寿月すみたやが5社の人形店と共同企画し、五月人形として業界で初めて発表させて頂いた「前田慶次郎」の鎧兜。
その後幾多のモデルチェンジを経て全国の人形店に広まり、今では伊達政宗、上杉謙信、直江兼続らと共に五月人形定番のひとつとなりつつあります。
慶次郎の自由な生き方、豪快さ、優しさが、ご子息を授かった若いお父さんの共感を呼んでいるのでしょう。
この間、製造元である甲冑工房も実在の「慶次郎鎧」を探求し、2009年に雄山工房が米沢・宮坂考古館所蔵の前田慶次郎鎧を発表致しました。
これまでに発表された慶次郎の鎧兜は、あくまでも漫画「花の慶次」のイメージで創作された品が殆どです。それだけ実在の鎧は少ないということで、私が知る限りでは慶次郎所用の鎧とされて現存しているのは、上記の宮坂考古館の物以外ではあと1つしかありません。
そのもうひとつの実在鎧を模写したのが写真の品です。
本物は個人の方が所蔵されているということで、世に出てはおりません。以前、一度だけネットに掲載されていた画像を参考に企画しました。実際の前立はもう少し小さいのですが、お節句用にアレンジしました。
現存する2点の鎧も、創作した作品同様に特徴があり、奔放な慶次郎の姿が想像できます。
元気で純粋な男の子にふさわしい品として、慶次郎人気は今後も続きそうです。

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